2017年10月10日(火)、木星が蠍座に移動
2017年10月10日(火)PM 22:20(日本時間)、木星が蠍座に移動(イングレス)します。
2018年11月8日まで、1年1ヶ月ほどのあいだ、木星は蠍座に留まります。
木星が蠍座にいる約1年余りのあいだ、
日本や日本に住むわたしたちがどのような運勢なのか、西洋占星術で占いました。
2017年10月10日午後10時20分の星空模様
東の空から、欠けていく月が上がってきています。
月の西側には、牡牛座の一等星、アルデバランを見ることができます。
アルデバランとは、アラビア語で「あとに続くもの」という意味です。
これは、プレアデス星団のあとに続いて昇ることから、そう名付けられました。
木星が蠍座に入ったとき、木星を地上に見ることができません。西の空に沈んでいます。
天秤座がそばに見えるのに、占星術で蠍座に移動する、とは不思議ですね。
これは、西洋占星術で、
黄道(空における太陽の通り道)を30度ずつ均等に12分割して星座(サイン)を決めたためです。
実際の星空にある星座(コンステレーション)とは、位置関係が異なります。
木星が蠍座にイングレスした瞬間のホロスコープで占う
木星が蠍座にある1年1ヶ月のあいだ、日本や日本に住むわたしたちがどのような運勢なのかを占います。
木星が蠍座に移動した瞬間のホロスコープ(チャート)を東京で作成しました。
木星が蠍座に移動した瞬間のホロスコープで目立つポイント
- 冥王星がDsc(ディセンダント)とコンジャンクション(合)。太陽とスクエア。
- 4ハウスが強調されている。太陽と水星が合。蠍座に移動した木星も4ハウス。
- ハードアスペクトが目立つ。
冥王星がDscに1度のオーブで合になっています。
山羊座の示すところの立場が上の人、例えば親、上司、
あるいはGreat Dictetor(権力者、独裁者)からの圧力が強まります。
関わった相手によって、徹底的に変化させられることになるでしょう。
わたしたちの生活においては、
配偶者や協力者といったパートナー、あるいはライバルとの関係性において、非常な緊張感を伴います。
この冥王星は、乙女座の金星火星/3ハウスとトライン。
丁寧に、根気強く話し合うことで、解決の糸口をつかむことができるでしょう。
わたしたちの居場所である4ハウスが強調されています。
たとえば家庭、職場といったわたしたちの生活の基盤となる場所を4ハウスは示します。
わたしたちが暮らすこの国の在り方も、大きく変わりそうです。
木星が蠍座に移動したチャート(ホロスコープ)にはハードアスペクトが目立ちます。
ハードアスペクトは、変化、緊張感を表すアスペクト。
物事の裏面を考えながら、何かを決断する、努力の方向性を見出す必要に迫られるでしょう。
そもそも、蠍座は水の固定サイン(星座)。
他者との関わりによって変容するサインです。
この一年あまり、わたしたちの生活や国のあり方において、劇的な変化を遂げる一年になりそうです。
healing space SPICAのブログ記事「蠍座」はこちらのリンクボタンからどうぞ。
アセンダント(ASC)、月、太陽、MCを読む
始まりを表すアセンダントは蟹座16度
アセンダントは蟹座16度(数え度数、以下同)。
サビアンシンボルは「手書きの巻物を目の前にし、広場の前にいる男」。
外からもたらされたものではなく、
自分の心にある願望を身近な広場で生かしたい、という願望を表します。
このシンボルは、ごく親しい人にしか心を許さない傾向を持ちます。
身内意識が強く、敵か味方かをきっちり区別する傾向にあるでしょう。
私生活や感情を表す月は双子座22度
アセンダントのルーラー(支配星)は月。
サビアンシンボルは「田舎の踊り」。
都会の喧騒のなかで自分を酷使したために、身体を壊して田舎に隠遁した人のシンボルです。
自然豊かな、静かな環境のなかで、
心身の疲れを癒し、回復していくプロセスを描いています。
彼が健康を取り戻していくなかで、
いのちの躍動するさまを「踊り」と表現しています。
彼は、自分にとってどういう生き方がよいのか、考えました。
見栄を張ることをやめ、
身の丈にあった生活を選び、
自然体で生きることを選んだのです。
この月は12ハウスにあります。
射手座の土星/6ハウス、乙女座の火星・金星/3ハウスと柔軟宮のTスクエアを形成。
個人の生活において、免疫力の低下による病気に注意する必要があるでしょう。
職場においては、コミュニケーションがうまくいかず、トラブルが起こりやすいときです。
目的を表す太陽は天秤座18度
サビアンシンボルは「逮捕された二人の男」。
少数意見の人の話をきちんと聞こうとします。
公平でありたい、少数派の意見も聞く、といった行動が、
周囲の誤解を生みます。
その人と同類とみなされ、ダメージを受けてしまうのです。
自分が正しいと思ったことを貫き、表現しようと考えます。
まだ知られていない他者の可能性を開拓しようとしますが、
対人関係のトラブルにも巻き込まれやすいでしょう。
この太陽は4ハウスにあり、水星と合。
Dscの冥王星とスクエア、12ハウスの月とトライン。
人と関わるなかで傷つく経験が多くなります。
4・12ハウスに逃げて(=自分の居場所、隠れ家、ネットの世界に引きこもって)、
人間関係を整理したいと思う人は増えるでしょう。
結果を表すMCは魚座30度
サビアンシンボルは「巨大な石の顔」。
次の新しいサイクルに向かうシンボルです。
たとえば、イースター島にあるモアイの石像のように、
頑丈で壊れにくい石という素材に、人間の意志が託されていることを表します。
ルーラー(支配星)の海王星は、9ハウスにあります。
例え傷ついたとしても、
その経験から何を学び、何を得るのかが大切です。
さなぎが蝶になるように、古い皮を脱ぎ捨て、新しく生まれ変わる1年になるでしょう。
未知の領域に足を踏み入れる、生きていく指針、自分の哲学を確立する1年です。
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木星が蠍座に滞在する2017年から2018年秋、あなたにとってどんな時間になるでしょうか?
どんなふうに過ごしたいですか?
木星が蠍座に移動した瞬間のホロスコープが示すのは、
古い殻を破り、新しく生まれ変わる1年である、ということ。
この時期、
「変化を受け入れる」
「自分にとって一番大切なものを見極める」
「公私のバランス、心身のコンディションを整える」 ことが大切になるでしょう。
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参考文献
未来事典―3年後の私がわかるサビアン占星術 松村潔/著 角川書店
決定版!! サビアン占星術 松村潔/著 学研
最新占星術入門 松村潔/著 学研
完全マスター西洋占星術 松村潔/著 説話社
完全マスター西洋占星術II 松村潔/著 説話社
月・星・こよみのカレンダー 大阪市立科学館
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