2015年4月19日　牡羊座で新月が起こります

新月は、太陰暦（月の満ち欠けを基準にした暦、旧暦とも言います）で、朔日（ついたち）、スタートの日です。
新月は「種まきをする」「計画を実行に移す」「願い事をする」のによいとされています。

4月22日には、少し太目の三日月が金星、おうし座の赤い一等星、アルデバランと並びます。

4月26日には、上弦の半月となった月が木星に近づき、月と木星が並ぶ様子を観察することができます。

 

占星術で占う新月図

2015年4月19日の新月のホロスコープ（チャート）から、今後2週間のことをを占います。

サビアンシンボルで占う

新月が起こる牡羊座29度（数え度数）のサビアンシンボルは、「天球の合唱隊が歌っている」。

天球の合唱隊というのは、ヘレニズム文化などでは、宇宙を動かす魔物、と解釈されてきました。
太陽系の惑星が、太陽を公転するときに形成するアスペクトと、そのときに地上で起こった出来事がリンクし、
あたかも天球の合唱隊が歌っているように感じられるのでしょう。

見えない影響力、醸し出される雰囲気を感じ取る、といったニュアンスが強調されるシンボルです。
何かが始まるとき、そこには見えざる手が働き、無意識から生じる力が、時代の大きなうねりを作り出しているのかもしれません。

 

星の動きで占う

双子座の金星が射手座の土星とオポジション、魚座の海王星とスクエア。柔軟宮でT-スクエアを形成しています。
獅子座の木星とはセクスタイル。

牡牛座の水星は火星とコンジャンクション（合）、山羊座の冥王星とトライン。
獅子座の木星とスクエア、魚座の海王星とセクスタイル。
今回、金星と水星はミューチャルレセプション。

美しく作られた砂糖菓子が、ほんの少しの水で、脆く溶けていくような、そんな危うい雰囲気を感じます。
今まで決められていたルールをどこまでゆるめるのか。あるいは厳しくするのか。
お金、女性に関すること、暴力、報道、コミュニケーションといった分野において、綱渡りしているといえるでしょう。

二十四節気で読み解く、季節の移り替わり

4月20日は穀雨（こくう）。
穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのことをいいます。
春の雨は、作物をはぐくむ、恵みの雨です。

穀物をはぐくむ瑞雨（ずいう）、草木をうるおす甘雨（かんう）、
春の長雨をあらわす春霖（しゅんりん）、
菜の花が咲くころに降る菜種梅雨など、この時期にはさまざまな雨の名前があります。

 

七十二候のことば

五風十雨（ごふうじゅうう）

五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る、といった、順調な天気のことをいいます。
そこから転じて、世の中が平穏無事という意味もあります。

世界各地で事故や戦乱が起きている今日この頃。
地球上のすべての人が、平穏無事な毎日でありますように。

 

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参考文献
未来事典―3年後の私がわかるサビアン占星術　松村潔/著　角川書店
完全マスター西洋占星術 　　松村潔/著　説話社
月の本　ドナ・ヘネス/著　鏡リュウジ/監修
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―　鶴田顕三/著　PHP研究所
ウィキペディア（wikipedia）
2015年カレンダー（大阪市立科学館発行）
月刊うちゅう（大阪市立科学館発行）