2015年5月4日 蠍座で満月が起こります
満月は、太陰暦(月の満ち欠けを基準にした暦、旧暦とも言います)で、十五夜(じゅうごや)、望月(もちづき)ともいいます。物事が成就する日です。
満月は「今までやってきたことが開花する」「豊穣」「幸運をもたらす」とされています。
宇宙の動き(天象)
5月6日、みずがめ座η(エータ)流星群
5月6日、みずがめ座η(エータ)流星群を観察することができます。
流星は、宇宙空間にある小さな塵が地球の大気にぶつかることで光ります。
流星群は、ある方向の一点(放射点)を中心にいくつもの流星が流れる現象のことをいいます。
毎年ゴールデンウィーク後に活動するみずがめ座η流星群は、みずがめ座のη星付近から流れるため、こう呼ばれています。
みずがめ座は5月6日の午前3時ごろ、東の空から昇ってきます。
2015年は、満月の二日後で月明かりの影響を受けること、夜明けが早まっていることから、観察できる時間は2時間くらいで、流星が見られる数も少なめになるでしょう。
占星術で占う満月図
2015年5月4日の満月のホロスコープ(チャート)から占います。
サビアンシンボルで占う
満月が起こるのは蠍座14度(数え度数、以下同)。
この度数のサビアンシンボルは、
「北東の大きな暗い空間に向いている、とても年をとった男」。
このシンボルは、老人が宇宙の空間に立ち、北東の方角を見ているイメージです。
北東は、人の心の深い奥底を象徴し、ユングのいう集合的無意識を表しています。
多くの経験を経てきた老人が、自分の来し方を振り返ります。
自分は何者であるのか。これから何をめざし、どう生きていくのか。
自分のルーツを振り返り、今後のことに思いを巡らせているのです。
余分なものをそぎ落とし、シンプルに真実を追求すること。
孤独でもありますが、孤高を保ち、自分なりの道を見つけることが大切といえるでしょう。
占星術で占う
MCは火星、水星と合。
双子座5度の水星が、射手座4度、4ハウスにある土星とオポジション。
魚座10度、7ハウスにある海王星と絡んで、アングル上でTスクエアを形成。
情報が錯綜するでしょう。
自分の立ち位置をはっきりさせ、周囲にきちんと伝える必要がありますが、思うように相手に伝わらず、混乱するでしょう。
信用できない相手、争いが起こりやすい、といった暗示もあります。
牡牛座14度、9ハウスにある太陽と、蠍座14度、3ハウスの月がオポジション。
獅子座14度、12ハウスの木星とTスクエア。
ゴーイングマイウェイで、ある種の楽観さが漂います。
細かいことを見落とし、窮地に立たされるかもしれません。
このとき、今まで積み重ねてきたことが、運を左右するでしょう。
二十四節気で読み解く、季節の移り替わり
5月6日は立夏。
しだいに夏めいてくる頃です。
あおあおとした緑、さわやかな風、気持ちのよい五月晴れの季節です。
端午の節句
鯉のぼりの風習は、江戸時代からはじまったといいます。
鯉が滝をのぼり、龍になる、という「鯉の滝登り」の逸話にちなみ、男の子の立身出世を願う武士の家で鯉のぼりを掲げたのだとか。
現代では、たくさんの鯉のぼりを風に泳がせるお祭りが全国各地で見られます。
子どもたちの健康と無事に成長することを願って、5月のさわやかな空に鯉のぼりをあげるのです。
菖蒲湯、柏餅、粽(ちまき)
端午の節句は、もともと中国の風習が日本にやってきたもの。
中国では健康を願って、菖蒲酒を飲んでいましたが、日本では菖蒲湯に。
お湯をはるときから菖蒲を束ねて入れるとgood!
葉が香りたち、茎が保温効果や血行促進を促す効果があります。
「菖蒲」を「尚武(武事を尊ぶこと)」にかけた、という説もあります。
柏餅を食べるのは、日本で生まれた習わし。
柏は新芽が落ちるまで葉が落ちないことから、家系が絶えない縁起物とされたそうです。
また、端午の節句に粽(ちまき)を食べるのは。いにしえの中国の詩人、屈原を悼む故事に由来するのだそう。
屈原は、紀元前4-3世紀に、中国の戦国時代、楚で活躍した政治家であり詩人です。
屈原は、「秦は信用できない」と楚の王に進言したが、王や周囲には聞きいられませんでした。
屈原の心配したとおり、王は秦の罠にはまり、楚軍は大敗しました。
屈原は将来に絶望して、石を抱いて入水自殺しました。その命日が5月5日なのだそうです。
屈原の無念を鎮めるため、また屈原の亡骸を魚が食べないよう、魚のえさとして、人々が笹の葉に米の飯を入れて川に投げ込むようになりました。
この話が日本に伝わり笹の葉に包み、いぐさで結ぶ形になったということです。
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参考文献
未来事典―3年後の私がわかるサビアン占星術 松村潔/著 角川書店
完全マスター西洋占星術 松村潔/著 説話社
月の本 ドナ・ヘネス/著 鏡リュウジ/監修
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし― 鶴田顕三/著 PHP研究所
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