皆既月食と天王星食が同時に起こる
2022年11月8日(火)の夕方から夜にかけて、日本のほぼすべての場所で、3~400年に一度しか見られない、二つの天体ショーを見ることができます。
一つは、皆既月食。
18:08 部分食の始まり(月の欠け始め)
19:16~20:42 皆既月食
21:49 部分食の終わり(月の欠け終わり)
もう一つは、天王星食。
20:31~21:20 皆既月食が終わりかけの時分から部分月食のほぼ終わりの時分、東の空に赤黒い月を見ることができます。
太陽と月、ドラゴンヘッド&テイルが交差する食のとき、半年から一年くらいのスパンをカバーする転換点、到達点とされています。
今回、皆既月食と惑星食が同時に起こるのはたいへん珍しいことで、400年に一度しか起こらないタイミング。
翌日の11月9日は太陽と水星が正確に合、天王星とオポジション。
2022年11月8日~9日は、まさに時代の流れが変わるときなのです。
コロナ禍、ウクライナの紛争、物価の上昇のなかで、日本のわたしたちのどのように変化していくのでしょうか?
月食のホロスコープを作成し、星の動きから読んでみました。
皆既月食と惑星食が同時に起こるのは、400年に一度
月食は、月が地球の影に入ることによって起こりますが、今回の月食は、地球の影(本影)によって月全体が隠される「皆既月食」です。
皆既月食と惑星食が同時に起こるのはたいへん珍しいことで、前回起こったのは442年前、1580年7月26日の土星食。
次回起こるのは322年後の2344年、7月26日の土星食となります。
調べてみると、1580(天正8)年は、戦国時代。織田信長が活躍していたときです。
全国で疫病が流行し、宗教の問題(加賀の一向一揆や、カトリックの学校が開校。大名や庶民にカトリックが浸透していく)が続いた一年でした。

なんだか、今と世相が似ているような・・・
東の空を見上げてみよう
2022年11月8日(火)の夜6時過ぎから10時前、ぜひ、東の空を見上げてみてください。
11月8日宵の天気は、予報によると太平洋側は晴れ。関東や関西、東海などの都市部でも月食を観測できそうです。
日本海側は寒気の影響で、雲が多く、雨の降るところもあるとのこと。

400年に一度のロマン、ばっちり見えるといいですね!
皆既月食(満月)のホロスコープを占う
2022年11月8日(火)PM8:01、皆既月食(満月)のホロスコープを、東京で作成しました。

牡牛座の月、蠍座の太陽、水瓶座の土星が、不動宮でTスクエアを形成。
魚座の海王星が調停の角度を取り、MCとコンジャンクション。そばに木星もあります。
不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)に太陽・月・ASC(アセンダント)をお持ちの方にとって、大きな決断のとき。
この半年、1年が正念場となるでしょう。
「ピンチはチャンス」
「自分を信じて進む」
「人がなんと言おうと、自分は自分であってよいのだ」
と、ホロスコープが語りかけているようです。
アセンダント(ASC)は蟹座10度
サビアンシンボルは「完全にカットされていない、大きなダイアモンド」。
美しく光り輝くダイアモンドも、最初はただの石ころ、炭素の塊にすぎません。
光を反射するようカットし、根気強く磨いて、はじめて宝石としての価値を認めるのです。
このシンボルは、
「逆境に負けないこと」
「自分の良さを見出し、人から理解されるように表現すること」を示しています。
月は牡牛座17度、11ハウス
ASCのルーラー(支配星)であり、今回の主役である月は、牡牛座17度(数え度数、以下同)で11ハウス。
天王星と正確にコンジャンクション(合)。
牡牛座17度のサビアンシンボルは、「剣とたいまつの間の戦い」。
このシンボルは魂(霊性)と意志との葛藤を表します。
「自分の良心や信念に沿って、物事を判断し、実行していくこと」
「困難もある人生を生き抜く覚悟を決めること」が大切になるでしょう。
決断するまでに、納得のいくまで時間をかけて構いません。
![]()
月は私生活や感情、女性、妻、母を、
天王星は 改革、アクシデント、スキャンダル、テクノロジー、独自性 を表します。
わたしたちの生活は、さらにデジタル化が進み、大きく変化していくことになります。
11ハウス、人の縁を表すドラゴンヘッドからは、
地縁、血縁、職場縁以上に、「自分の仲間と思える人」との繋がり、ネットワーク上での繋がりが強くなることが読み取れます。
太陽は蠍座17度、5ハウス
満月なので、月の反対側に太陽が蠍座17度、5ハウスに滞在。
太陽は水星と金星とコンジャンクション。
蠍座17度のサビアンシンボルは、「自分自身の子供の父である女」。
矛盾したところを持つ自分、いろいろな面を持つ自分を認め、受け入れること。
5ハウスは、人口の増減、穀物の生産高といった目に見える結果、エンターテインメントを表します。
円安・少子化の日本の状況下で、食糧自給率を上げること、出生率を高めることが喫緊の課題であることは間違いありません。
8ハウスの水瓶座土星が、太陽・月を挟んで、Tスクエアの一角を形成。
7ハウスはパートナーシップを表しますが、7ハウスの冥王星を絡めて読むと、
今後、パートナーシップのありようがさらに変化し、同姓同士の結婚や、正規の結婚によらない子供(非嫡出子、養子)を育てていく、といったことも、マイナーではなくなっていくことでしょう。
男・女という区別、日本で根強い性別役割分業の考え方も、徐々に薄れていくのではないかと感じます。

2022年、日本のジェンダーギャップ指数は146か国中116位。
先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中でも韓国や中国、ASEAN諸国より低く、女性やマイナーな存在の方は生きにくいのです。
残念なのは、8ハウスの土星が示すように、今後も国の債務が増加し、わたしたち自身の生活が逼迫することでしょうか・・・
MCは魚座23度、海王星と合
魚座23度のサビアンシンボルは、「精神主義的な現象」。
シュタイナーが語っているところの「生命形成力」。
夜眠っているとき、わたしたちの魂は、魂のふるさとに帰り、大いなる智慧と能力を授かります。
ユングは、これを集合的無意識と呼んでいるようです。
わたしたちは、自分の本性にあった生き方を模索することになります。

MCに海王星が合しているとき、役職や役割、立場があいまいになることを表します。
今まで、日本のわたしたちは、人と付き合うときに、相手の肩書(役割、所属先)を重視してきました。
「○○会社の社員(社長、部課長、平社員といった役職)」
「○○さんの奥さん」
「○○ちゃんのお母さん、お父さん」
ですが、わたしたちは、複合体の存在です。
肩書を外した素の自分で人と向き合い、共感できる友達、夢を語りあえる仲間を作っていくときなのだろう、と思います。
2022年の流れを占った記事一覧
2022年の流れについて、ホロスコープから占った記事はこちら↓


スピカのセッション(占い・カウンセリング)のご案内
2022年11月8日の皆既月食と天王星食。
星の動きを見ても、物事が大きく変化し、自分の理想に向かって進んでいくときです。
スピカにご相談にいらっしゃるお客さまにも、

自分の人生を見なおしたいです
という方が、秋以降、増えてきました。
![]()
あなたは、これからどういう人生にしていきたいですか?
「これから先どうしようかな?」と思っていらっしゃるなら、
一度スピカのセッションを お受けになってみられませんか?
広島の占いサロン healing space SPICA のセラピスト
櫻井みわがご提供するのは、
西洋占星術やタロット、人相術といった各種占い と、
心理カウンセリング を融合したセッション(カウンセリング)。
ここhealing space SPICAでは、
あなたのかけがえのない人生について、
あなたと二人で話し合う、悩みを解決し、
より幸せで希望に満ちた人生に作り上げていく、
という願いを込めて、
「占い」「カウンセリング」「鑑定」という言葉でなく、
「セッション」という言葉を使っています。
お客さまからは、
「自分に自信を持つことができました」
「自分のことを好きになりました」
「家族との関係性を見直すきっかけになりました」
とのお声を頂いております。
遠方の方には大阪や東京での出張セッション、オンラインやお電話でのセッションも承っております。
お問合せ・お申込みは、お問い合わせページ からお願いします。





