占いでこわいことを言われたら・・と思うと、占いに行くのが怖いです。
某月某日、いつものブティックで、店員さんに話しかけられました。結婚して30数年、息子さんもご結婚されている女性の店員さんです。
櫻井さんは占いをされていらっしゃるんですよね?
占いに行って、怖いことを言われたらいやだな、と思って、
占ってもらうのがこわいんですよね・・・・・
こわいことを言われたら、って、何がこわいんですか?
とお尋ねすると、彼女が今まで占ってもらったときのことをお話ししてくださいました。
Q.「夫が早死にする」と占い師に言われたら
30数年前、結婚まで1週間に迫ったある日、彼女は某所で占ってもらったそうです。
そのとき、【夫が早死にする運命だ】と言われたんですよー。
もう、どうしたらいいのか分からなくなりますよねー。
こんな時期にそんなこと言わないでよ、と思って。
あら~。ま~。
今、60歳近くなった夫は健在ですし、息子も結婚して7年経つから、
まあ、早死にしなくてよかった、て思っているんですけど。
占いが当たらなくてよかったですね。
何年かたって、別の占い師さんに見てもらったとき、「夫が早死にする」と言われたことを相談してみたんですよ。そしたら、
「占いでは人の生死を見ない。人の生死は、占い師が決めることでない」
て言われたんです
その占い師さんの言われるとおり、占いでいつ死ぬとかは言わないですよ。
本人の持った運勢だけではなくて、一緒にいる人とか、周りの状況とかもありますから。
ただ、早死にする、という言い方はしないですけど、
事故運がある、とか健康に問題がある、という言い方はするかもしれませんね。
すると、彼女は、そうなんです! と続きを話してくださいました。
夫は新婚数か月で事故に遭った
結婚して何ヶ月か経ったとき、夫がトラックと事故したんです。
夫はバイクに乗って出勤したんですけど、大型トラックが右折しようとしてハンドルを切ったときに、バイクがトラックと壁の間に挟まれたんです。
夫が「停まってくれ~!」て叫んだのが、トラックの運転手さんに聞こえたようで、トラックはブレーキをかけてくれました。
夫はペチャンコにならずに済んだんです。
ただ、足をケガして、ボルトを入れる手術をして、何ヶ月か入院しました。
今でも、足を折り曲げることが難しくて、正座がちゃんとできないんですけど・・・
命が無事で、よかったですね。
占いで早死にするって言われてすぐのことでしょ?
本当に怖い思いをしました。
A. 占い師は人の生死を決めることはできない
占い師の言ったことが、人の生死といった重要な運命を左右することがあってはいけません。
人の運命は天のみぞ知る。
占い師の範疇にはないのです。
占い師の発言が、人間の運命を左右できると思っているなら、その占い師は自分の力を過信しておごっている、といってもいいでしょう。
ですから、良心的な占い師は、「早死にする」とか、「いつ死ぬ」とか、断定することはありません。
そもそも、それを聞いたお客さまがどう感じるか? という配慮に欠けている点で、お客さまの相談に乗る占い師としていかがなものでしょうか。
東洋系の占い(四柱推命、姓名判断)では吉凶をはっきり言う傾向があるので、占い師の心無い一言に傷ついた、という方も多いでしょう。
占いでは、事故運、健康運を見る
「早死にする」という言い方はどうかと思いますが、事故運、健康運についての占いについては、膨大な研究データがあります。
わたしが所蔵している西洋占星術のテキストの一つ 「占星学実践講座 (世界占星学選集 (第4巻)」では、帯に「短命か!長生きか! 寿命がわかる驚くべき運命書!」とあります。
「レッスン12 死と寿命」に、実例として、J・F・ケネディ大統領、マリリン・モンローなどが挙げられ、以下の記述があります。
「長寿をまっとうした自然死は、太陽や月がマレフィック(=凶星:火星、土星、海王星、天王星、冥王星のこと。筆者注)にそこなわれていず、8ハウスが平和なホロスコープの人に訪れます。
一方、次のような星の配置の場合は、短命になりがちです。
- 太陽と月の両方、あるいは一方が、土星、火星の双方、またはどちらか1つからそこなわれている場合
- アセンダントの支配星が8ハウスか6ハウス中にあり、マレフィックにそこなわれているとき。
- アセンダントあるいはアセンダントの支配星が、8ハウスの支配星または8ハウス中の星からそこなわれているとき。
とくに8ハウスの支配星や8ハウス中の星がマレフィックやセミマレフィックの場合は危険が大きい。
以上のような場合、とくにそこないあっている星がホロスコープの東にあると、事故死が考えられます。
(占星学実践講座 (世界占星学選集 (第4巻)) 訪星珠/著 魔女の家books刊 P218~219より引用・抜粋)」
現実に即して占うことが大切
実占歴40数年、奈良県在住の占い師 福本明代さんは、著書の中で以下のように述べておられます。
占いにあたっては、相談者のおかれた状況をつかむ
これが実践においては、もっとも大切なことです。
- 当事者が何歳か。
- 男性か女性か。
- 独身か既婚者か。
- 両親や家族がいるのか、いないのか。
- 学生か、就職しているか、無職か。
- 住んでいる場所が、都市部か地方か。
- 住宅街か、繁華街か、周囲に住宅のない場所か。
- 交通の便が良いのか、悪いか。
- 医療機関の設備がみられるのか不備なのか。その他。
「突然の天災・人災にあう」組み合わせがきた時、そのことがどんな災難なのかを推理しやすくなります。
雪国の山間部だと、冬場は雪崩や大雪に気をつけ、転ばないようにするとか、屋根の雪かきには注意するとか、車のスリップや排気口に雪が詰まっていないか気をつけるとか、南国とは違った冬場の注意が必要になります。
南国ですと、それらの心配は除外できます。
車の無謀運転・転落事故、食中毒・スキーや釣りに行かないなど範疇が狭まり、星の示す事故の状況に気をつけるだけでよいのです。
事故に遭っても、交通の便の良し悪しで搬送時間が違います。
これは緊急を要する事故の場合、生き残る確率が違うということです。
反対に交通事故などは、引きこもりと出好き、都市部や交通ラッシュのところと、山間部では確率的に違ってきます。
(冥王星占星術 福本明代著 魔女の家books刊 p45より引用)
櫻井みわの身近な例では
櫻井みわの身内に、事故運・早死の運あり、の40代男性Aさんがいます。
太陽・土星の合、冥王星、火星でTスクエアを形成。
絵に描いたような、事故運・早死の運勢で生まれています。
実際、Aさんは未熟児で生まれました。
1kg足らずで出生、保育器の中でしばらく育ったそうです。
明治・大正生まれだったらそのまま死んでいたでしょうが、現代の医学は素晴らしかった。
Aさんはその後すくすくと育ち、40歳を過ぎた現在は外科医として勤務しています。
火星-冥王星-土星のコンビネーションが示す「争い・事故・死」といった象徴が、手術を頻繁に行う外科医としての能力に活かされているのでしょう。
ちなみに、Aさんの性格は、火星-冥王星-土星のコンビネーションが示すとおり、短気ですぐ怒ります。
じっとしていることが苦手です。
じっとしているときは、ネットサーフィンをしているときだけです。
こういう短気な人は、交通事故を起こしやすいだろうと思いますが、今のところ、天災や事故には遭遇していません。
自動車に乗って20年、通勤で毎日100km近く運転していますが、
今のところ、違反切符を切られたのは20代のときの駐禁くらいで、ゴールド免許更新中です。
Aさんは、自分の太陽・土星の合にトラインの太陽・火星を持つ女性Wさんと結婚しました。
とある占い師さん曰く、
「Aさんは、Wさんに人生をサポートされているね」
元々持っている事故運・早死にの運勢が、奥さんによってうまく緩和されている例だと思います。
占い師さんにこんなこと言われた! 実例を集めています
占いに行ったら、
- こんなこと言われてショックだった!
- こんなことを言われて、ホッとした。勇気づけられた。
という実例を、 healing space SPICAでは集めています。
「こんなことを言われたのだけど、 スピカはどう考えますか?」とディスカッションしたい方、
「事例を公表していいよ!」という方がいらっしゃいましたら、スピカ 櫻井みわまでご連絡くださいませ。
事例を出すことで、同じような悩みをお持ちの方にも役立てていただけると思います。
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内容を確認させていただき、スピカからコメントさせていただきます。
スピカのFBページには、多くの占い師さんも参加されています。
他の占い師さんのお知恵も頂けるかもしれません。
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