お伊勢参りは、伊勢神宮外宮から。まず豊受さんにお詣りしましょう
2017(平成29)年5月5日(金・みどりの日)~6日(土・こどもの日)、三重県は伊勢市にある伊勢神宮へお詣りしてきました。
江戸時代には、「一生に一度は行きたい」とされたお伊勢さん。
平成25年(2013年)には、20年に一度の式年遷宮を終えて、清らかに生まれ変わった伊勢神宮。
お詣りしたいと思いながら、申し込んだツアーが中止になるなど、なかなかご縁に恵まれずお詣りできませんでした。
このたび、突然お休みとお宿が取れて、お詣りできるチャンスをGET!
親しい人たちと水杯を交わし、お伊勢さんを目指して出発しましたo(^-^o)(o^-^)o
古式に則って、外宮からお詣りしましょう。
☆ 目次 ☆
外宮の表参道、事前準備
伊勢神宮 豊受大神宮(外宮)
第一別宮 多賀宮(たがのみや)、別名 高宮(たかのみや)
伊勢神宮 豊受大神宮(外宮)へお詣りしましょう
伊勢神宮外宮は、げくう、と読みます。 わたしも今回初めて知りました・・・
外宮は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)が正式名称。
天照大神(アマテラスオオミカミ)の食を司る豊受大神(トヨウケオオミカミ)をお祀りしています。
事前の準備 ~切符の手配、服装など~
公共交通機関でお詣りするなら
伊勢神宮は外宮、内宮に分かれ、降りる駅も違います。
大阪、京都、名古屋から公共交通機関でお詣りされるなら、近鉄特急(全車指定席)がベストでしょう。
乗車1ヶ月前から前日まで購入できる「伊勢神宮参拝きっぷ」が便利です。
伊勢志摩までの往復近鉄特急と、指定エリアの近鉄電車、三重交通バスが乗り放題!
「伊勢神宮参拝きっぷ」公式サイトはこちら↓
http://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/sanpai/
予め、特急を予約しておくことをお勧めします。(切符発券後、出発前に一回だけ変更可)。
わたしはGW当日に近鉄窓口でチケットを取ったため、1時間半後に出発する特急しか取れませんでした。
履いていく靴や服装について
ヒールのない運動靴かブーツ、日除けのストール(綿でお手拭き替わりになればベスト)は必需品。
神さまに失礼のない程度の、汗をかいても・寒くても・大丈夫な服装をお勧めします。
日焼け止めを忘れずに!
伊勢神宮に限らず、どの神社、パワースポットにお詣りするときもそうですが・・・
お伊勢さんには玉砂利が敷いてあります。
境内が広く、石段もあります。外宮、内宮ともに、ふつうに歩いても1時間はかかるでしょう。
ヒールを履いた女性を見ると、足を捻るんじゃないか、靴が痛みそう、と心配になります(ああ、オバサンだ・・)
日傘は、参拝客が多いと使えません。
わたしは半日歩いただけで、顔が真っ赤に日焼けしてしまいました・・・
いざ、お詣りへ。外宮参道
近鉄特急で伊勢市駅下車。
外宮まで、伊勢市駅(近鉄とJRの駅が一体型になっている)から参道を歩きます。
公式には約5分となっていますが、参道にはお土産物屋さんが並び、目移りするので、
歩くだけでも15分はかかりますよ・・・
外宮参道には、こんな明かりが並んでいます。
お店ごとに、趣向を凝らしたプランターが並んでいるのも楽しいです♪
参道には、伊勢海老の生け簀が・・
伊勢海老さん、今日食べられちゃうのかな・・・
参道で、こんなおみくじを売ってる店を見つけました。
突き出ている木の棒を抜いて、その番号でおみくじと引き換えてもらうのです。
男性もけっこう買っていましたよ。
もちろん、わたしもおみくじを引いてみました!
大切なことが、見えないところに隠されているかもしれません。
見た目に惑わされず、本質を観るようにしましょう・・
伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)
天照大神(アマテラスオオミカミ)のお食事を司る神さま、豊受大神(トヨウケノオオミカミ)がお祀りされています。
内宮創建から500年後に、ここ山田原(やまだのはら)に迎えられました。
衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神として信仰を集めています。
表参道火除橋を渡ります。
手水舎で、浄めましょう。
第一鳥居をくぐります。
何か、おごそかな空気が漂っていますね・・
まずは、正宮(しようぐう)へお詣りしましょう
こちらの鳥居の中で参拝します。
正宮は、四重の御垣に守られており、一般の人は近づくことができません。
わたしたちは、外から二重めの御垣にある、外玉垣南御門(とのたまがきみなみごもん)から参拝します。
※この鳥居の中は、写真撮影不可。
澄み渡った、清らかな空気が漂うなか、お祈りしました。
わたしと繋がりのある人たち、スピカのお客さまが、日々健やかで、お幸せに過ごしていただけますように。
三つ石(川原祓所)
なんだか人集りがしているので、寄ってみたら、みんなが手をかざしています。
三つ石。正式名称は、「川原祓所」です。
ここは神さまが祀られている場所であり、神さまに向かって手をかざすのは失礼な行為なのだそうです。
わたしも、つい手をかざしてしまいました。神さま、ごめんなさい。
風宮(かぜのみや)にお詣りしましょうか
元寇に襲撃されたとき、神風を吹かせて日本をお守りくださった神さまだそうです。
爽やかな風が吹き抜けます・・・
土宮(つちのみや)へお詣りしましょう
大土乃大祖神(おおつちのおおみかみ)をお祀りする別宮です。
古くから山田原(やまだのはら)の鎮守神として祀られ、外宮創建後は宮域(きゅういき)の地主神さまとしてお祀りされています。
多賀宮(たがのみや)、別名 高宮(たかのみや)
外宮の祭神 豊受大御神の荒御霊(あらみたま)をお祀りする、正宮に次ぐ格式の多賀宮。
外宮のなかで最も格式の高い第一別宮です。
多賀宮へは、石段を登ってお詣りします。
山の頂きにあるため、古くから高宮(たかのみや)と呼ばれていました。
木洩れ日が差すなか・・・
豊受さんの荒御魂さまをお祀りする、多賀宮へお詣りしましょう。
「荒御魂さまにお詣りしたら、現実を動かす力をお授けくださいます。
どんなに困難にあっても、きっと、いい方向に変わりますよ」
と、日吉大社の神職さんに教わりました・・・
外宮を出るときには、御厩を通り過ぎて、北御門鳥居(きたみかどのとりい)をくぐります。
お世話になりました・・・
参考文献
伊勢神宮パンフレット(神社司庁 広報室作成)
おとな旅プレミアム 伊勢・志摩 鳥羽 TAC出版