2015年3月6日 乙女座で満月が起こります
満月は、太陰暦(月の満ち欠けを基準にした暦、旧暦とも言います)で、15日、望月(もちづき)ともいいます。
満月は今までやってきたことが開花する、豊穣、とくに幸運をもたらすとされています。
2015年3月6日の満月は、今年一番小さく見える満月です。
月の通り道である軌道は楕円形をしているため、
公転している間に地球と月の距離が変化します。
また、楕円の形も一定ではなくたえず変化しているため、見かけ上の月の大きさも変化します。
月は地球との距離が近いときには大きく見えて、遠いときには小さく見えます。
占星術で占う満月図
サビアンシンボルで占う
今回、乙女座15度(数え度数)で満月が起こります。
サビアンシンボルは、「装飾されたハンカチーフ」。
世俗にまみれたくない、生きるために自分を貶めたくない。
穢れのないピュアな自分でいるために、
美しく刺繍されたハンカチーフは、世の中に出ることなくひっそりとしまわれています。
乙女座のなかで、もっとも乙女座らしいシンボルです。
譲れない美意識、価値観を守ることと引き換えに、失うものもあり、得るものもあるでしょう。
何を守り、何を手放すのか。
自分の基準、譲れない価値観について、今一度考えなおすとよいでしょう。
星の動きで占う
乙女座の月は、魚座の太陽、海王星とオポジション、
山羊座の冥王星がトラインで調停の角度を取っています。
魂本来の、自分らしい自分を取り戻す。
生まれたばかりの赤ちゃんのように、ピュアな心で、本来の自分に立ち戻ることができるでしょう。
二十四節気で読み解く、季節の移り替わり
3月6日は啓蟄(けいちつ)。
陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すころをいいます。
虫にかぎらず、さまざまな生き物がめざめはじめます。
新暦のこんにちでは、桃の節句(3月3日)頃は、桃ではなく梅が見ごろの時期。
「梅」は品種が多く、中国からの渡来種のほか、
日本では江戸時代に、たくさんの品種の育成・改良が行われ、
現在では300種以上あるそうです。
園芸学的に分類すると、
花の観賞を目的とする「花梅(はなうめ)」と、
実の採取を目的とする「実梅(みうめ)」に、分類されるのだとか。
(なんでも梅学 いろいろな梅の花 – 梅の月向農園 より引用)
参考文献
未来事典―3年後の私がわかるサビアン占星術 松村潔/著 角川書店
完全マスター西洋占星術 松村潔/著 説話社
月の本 ドナ・ヘネス/著 鏡リュウジ/監修
日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし― 鶴田顕三/著 PHP研究所
ウィキペディア(wikipedia)
2015年カレンダー(大阪市立科学館発行)
月刊うちゅう(大阪市立科学館発行)