世にも美しい、エルミタージュ美術館を見学する
2015年8月6日(木)、サンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館に出かけました。
世界で最も美しい宮殿、といっても過言ではないでしょう。
エルミタージュ美術館の模型。
よく晴れたさわやかな夏、優先入場で朝9時半前に本館へ入場。
エルミタージュは、ロシア皇帝・女帝の冬の宮殿だった
バルト海に面した都、サンクトペテルブルグ。
ヨーロッパ各国から田舎の国、と思われていたロシアを憂いて、ピョートル大帝は、1712年に首都をモスクワからサンクトペテルブルグに移転。サンクトペテルブルグをヨーロッパ一流の首都として建設しました。
聖ペテロが守る街、という意味のサンクトペテルブルグ。
ピョートル大帝が築いた街、という意味ではないそう。
各国からサンクトペテルブルグに来た国賓は、この階段を上り、謁見の間に向かいます。
謁見の間
双頭の鷲の紋章が入った玉座。
女帝のプライベートルーム
謁見の間のすぐ隣には、女帝エカテリーナ2世のプライベートルームがあります。
エカテリーナが部屋にいるときには、召使いも入れなかったそうな。
食事時には、部屋に備え付けられたエレベータを使って、食事や空いたお皿の上げ下ろしをしていたのだとか。
エルミタージュ本館美術館
エルミタージュ美術館は、世界有数のコレクションを持つ美術館です。
日本でもエルミタージュの展覧会がよく開かれていますが、本館には古代エジプト・ギリシャ彫刻からバロック・ロココ時代までの作品が展示されています。
写真撮影は、フラッシュoffで無料でOK!
わたしの好みで写した珠玉の名画をお楽しみください!
レンブラントの間
放蕩息子の帰還。
イタリア・ルネサンスの間
ラファエロの描く聖母子。
ラファエロは、ルネサンス当時の女性の様子を聖母子として描くことによって、宗教画に新風をもたらしました。
ダビンチの絵から影響を受けて描いた、聖家族像。
ルネサンス当時の男性と同じように、父がひげのない男性として描かれています。
こちらは、レオナルド・ダ・ビンチの聖母子。
エカテリーナ2世が、バチカンを模して造らせた回廊
絵の模写をしている画家の卵たち
ところどころで、絵の模写を行っている人たちがいます。
日本の美術館では考えられないことですが、画材を広げて熱心に模写していました。
スペイン美術の間
ムリーリョの描く受胎告知。
白い鳩は、精霊を表す。
エル・グレコの絵画も。
ギリシャ彫刻の間
ギリシャ彫刻を展示するのにふさわしい装飾が施されている。
全能の神ゼウス(ジュピター)。
エルミタージュ新館で印象派・現代絵画を観る
本館を出て、広場を横切り、新館へ移動。
まあ、本館の入場口まで、300メートルくらいの行列ができているよ。
新館3階では、印象派からピカソくらいまでの美術品が展示されています。
それぞれの画家の作品は、画家ごとに小部屋に分かれて展示されています。
ゴーギャンの間
こんなにたくさんのゴーギャンの絵が集められているなんて!
ゴッホの間
そのほかの画家たちの作品で、気に入ったもの
マティスの間
上の絵画がバックになってている、部屋の風景の絵。
ツアーのため、美術館を半日で回ったけど、ぜひ2・3日かけてゆっくりと回りたい美術館でした\(^o^)/